国道329号沿い、うしなー社交街入口に佇む久松食堂。
1966年創業、現在は二代目の宜野智・千津子ご夫妻が切り盛りされる老舗食堂です。
看板メニューは、豚のお肉と血を炒めたチーイリチャー。
久松食堂のチーイリチャーは、金武町のみならず、県内外、はては海外まで根強いファンをもち、ダントツの人気を誇ります。
豚や牛、鳥などの血をつかった料理は世界各国にあるそう。チーイリチャーもそのひとつ。沖縄県内各地でも古くから食されています。
「かつてはご馳走であったチーイリチャーは、沖縄県内でも地域によって作り方がまったくちがいます。なので、できあがったチーイリチャーは見た目も食感も味も、それぞれ個性がありますよ」と店主の智さん。
6時間かけて、ていねいに仕上げるチーイリチャーにはまったく臭みがありません。
生にんにくをアクセントに、コクと旨味が口いっぱいに広がる久松食堂のチーイリチャー。チーイリチャーが初めての方にもぜひお召し上がりいただきたい逸品です。
テーブルにはアメリカンチックなさまざま香辛料が並んでいます。ちょっと珍しい香辛料をチーイリチャーにかけて楽しむのもオススメ。
「ウチはお皿も50年以上の歴史があるんですよ。久松食堂が創業した頃、パイレックスのお皿は各家庭にありましたからね。ブルーやグリーンの2本ラインの入ったパイレックスのお皿は、いまではアンティーク店で人気だそうです。ご年配の方はウチのお皿を懐かしがってくれるんですよ」と千津子さん。
沖縄の歴史を語るお皿で、唯一無二の久松食堂のチーイリチャーをぜひお試しあれ!
ただし、売り切れ次第終了ですので、ご来店の際はお電話でご確認を。
基本情報
所在地
沖縄県国頭郡金武町字金武41
駐車場
なし
営業時間
10:30~15:00
定休日
土曜日、日曜日
TEL
098-968-2987